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口唇口蓋裂に対するアートメイク

口唇口蓋裂をご存知ですか? 口唇口蓋裂とは生まれつき唇や口の中の顎が裂けている疾患のことです。 日本では500〜600人に1人の有病率です。 口唇口蓋裂は子供の頃に口の機能や見た目を整える手術を複数回行います。 緻密に手術をされた後でも、どうしても傷跡や唇の形の左右差が出る可能性が高いもの…。 そのような手術では難しい見た目のわずかな微調整を、アートメイクで行うことができます。 今回は口唇口蓋裂に対するアートメイクについてお伝えします。

アートメイクの方法は十人十色

口唇口蓋裂の手術後に ・唇の形の左右差が気になる方 ・唇の中の傷跡が気になる方 ・唇と鼻の間に生じる傷跡が気になる方 …など、お悩みも人それぞれ。 お悩みに合わせてアートメイクの技法を選んでいきます。 口唇口蓋裂に対するアートメイクの方法は大きく分けて3種類。 ①唇の近くの皮膚(人中)の傷あとを目立たなくする方法 ②フルリップ:唇全体の色味を整えながら、唇の形を整えていく方法 ③リップライン:唇の輪郭だけに色を入れて形を整える方法 お悩みに合わせて方法を選んでいきます。 ①唇の近くの皮膚(人中)の傷痕を目立たなくする場合  色素を使わず、アートメイクの針で細かく傷をつけることで、皮膚の再生を促して傷跡を目立たなくさせる方法です。 ②③フルリップ、リップラインアートメイク  リップアートメイクの技術を応用したもので、色を使って唇の形を整えていきます。どちらの方法が自分に合うのか、皮膚や唇の状態、ご希望やライフスタイルを考慮して決めていきます。 普段、リップライナーや口紅で唇の左右差をカバーされている方におすすめです。 お化粧では ✔︎メイクを落とした時に気になる ✔︎汗をかいたり、飲食するとメイクが落ちてしまう というようなお悩みが解消されます。 唇の色味に合わせてアートメイクの色素を選択するので、 より自然な仕上がりにすることが可能です。

この症例写真の患者様はフルリップを選択しました。 唇全体に色を入れながら唇の形を整えています。 このように唇全体に色を入れることで、唇そのものの色味も調整することができます。

施術を受けてみたいけれど、迷われている方へ

口唇口蓋裂に対するアートメイクは、複数回の手術でも難しい、細かい部分の調整をさせていただきます。 ここが気になるからこうしたい、という明確な希望がある方。 もしくは気になっているけれども、どんな選択肢があるのか、どれが自分に合うのかわからない方。 施術後のイメージがつかない方。 まずは一度皮膚や唇の形を直接確認しながら、お悩みを伺います。 その上でアートメイクで「できること」と「できないこと」をお伝えします。 「こうなりたい」というゴールをお話しして患者様と共有しながら、選択肢をご提案します。 診察とカウンセリングの際に、リップペンシルでどのようにアートメイクを入れていくのか、実際にお顔に描かせていただくことも可能です。

当院の強み

当院では過去に口唇口蓋裂に対するアートメイクについて学会で論文発表の経験があり、豊富な症例実績があります。 また、口唇口蓋裂の手術経験もある形成外科専門医の診察のもと、サポート体制が整っているため、安全に施術を受けていただくことができます。 まずはご相談だけでも、お気軽にお越しくださいね。

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