第68回 日本形成外科学会に参加しました!

先日第68回 日本形成外科学会で当院の森克哉院長と、非常勤医師である冨田祥一医師が登壇されました。 テーマは「乳房再建とアピアランスケア」。 乳がん患者様の治療後の外見をどのようにサポートできるか、医師たちがどんな取り組みをしているのかが紹介されました。 今回はその学会発表の内容と患者様が治療後に「自分らしさ」を取り戻すために、私たちがどのように支援できるのか、その取り組みを紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください☺️
森克哉院長「乳がん患者様のアピアランスケア」
アピアランスケアとは、患者様の外見の変化に対応し、その人が本来の自分らしさを取り戻せるようサポートすることを指します。 乳房再建医として乳がん患者様との関わりによる、実体験をふまえたアピアランスケアの重要性。 医師から患者様へ一方的に提案するのではなく、患者様との対話の中で自分にできるアピアランスケアを共に考える姿勢の大切さをお話ししました。

当院ではこの考え方をもとに、 ✔︎患者様の声から生まれた乳がん情報まとめサイト ✔︎乳がん患者様、患者様を支える方、学びたい方へ向けたイベントの開催 ✔︎アートメイクを利用したアピアランスケア このような取り組みを実際に行っています。
冨田祥一医師「Inspiraを用いた乳房再建術」
インプラントを用いた乳房再建術について、技術的な工夫を発表しました。 例えば乳房切除後、左右非対称な乳房をインプラントで左右対称にすることは難しいです。見た目の左右差を少なくするためにエキスパンダーやインプラントの選択を工夫したり、患者様一人一人の乳房に合わせて細かく調整する方法について述べました。 また、乳房切除後に再建手術を希望する患者様が増えている一方で、再建を受けることができる施設や地域には限りがあるため、患者様が選択肢を持てる状況を整えることの重要性もお話ししました。

患者様にとってのアピアランスケアとは〜当院ができること〜
今回の発表は当院のアートメイク看護師3名が参加しました。 私達クリニックスタッフもこうした学会に参加し、改めてアピアランスケアとは何かを考えました。 アピアランスケアについて、つい「しっかりと考えなくては」と固く考えてしまうこともあります。 そうではなく、一人一人の患者様と向き合う中で自分にできることは何かを柔軟に考えることの大切さに気づくことができました。 また乳房再建の手術や患者様の過程を学んで理解することが、乳輪乳頭アートメイク施術するとき、患者様の思いに寄り添うきっかけになると感じています。

これからもクリニックスタッフ全体でアピアランスケアを学び、日々丁寧に考えていきます。 小さなことでも、皆様の「前を向くきっかけ」や困っていることが楽になるサポートができれば幸いです。 ご感想や、お問い合わせもぜひお待ちしております。 ―――――――――――――――――― PMUアピアランスケア渋谷 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6-18-1クレインズパーク4階(渋谷の森クリニック内) 最寄り駅:明治神宮前駅 7番出口徒歩5分 渋谷駅宮益坂口徒歩8分 電話番号:03-6427-7350 HP HPはこちら LINE LINEはこちら Instagram Instagramはこちら ――――――――――――――――――