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リストカットの傷あとを目立たなくする方法〜色素を使わない医療アートメイク〜

アートメイクで傷あとを目立たなくするとは?

手術や怪我をした時に残る白い傷あと。 完全に消すことは難しいのですが、アートメイクの技術を応用して、傷あとを目立たなくすることができます。 『傷あとの周りと同じような肌色のインクを入れていく』 とイメージされる方が多いのではないでしょうか。 ところが色素を使うと余計に傷あとが目立ってしまう場合もあります。 色素を使わずに、アートメイクの技術を応用して傷あとを目立たなくする方法について今回はお伝えします。 傷あとの一つである、リストカットについて実際の症例写真とあわせて解説します。

どうして色素を使わずに傷あとが目立たなくなるの?

そもそも傷あとが目立つ理由とは… ✔︎傷あとがでこぼこしている ✔︎傷あと特有のツヤがある この2つが大きく関係しており、ここにアプローチする治療をしていきます。 色素を使わない治療方法では、アートメイク専用の針と機械で傷あとに細かく傷をつけて、皮膚の自然な治癒力を引き出します。 新しい皮膚に生まれ変わることで、傷あと特有の『ツヤ』や『でこぼこ』が目立たなくなります。 この方法を【ドライニードル】と呼んでいます。

フラクショナルレーザーとドライニードルの違い

同じ原理の治療には【フラクショナルレーザー】をあてる方法もあります。   フラクショナルレーザーの方が一度に広範囲の傷あとにアプローチできるため、施術時間が短いです。 ただし、フラクショナルレーザーは傷あとだけにレーザーをあてることが難しく、傷あとの周りの肌にも負担がかかることも。 それに対してドライニードルの方がピンポイントに、より細かく傷をつけることができます。 また傷の太さと深さに合わせて傷のつけ方を微調整することができるため、フラクショナルレーザーよりも治療回数が少ない場合が多いです。

実際の施術経過

4回施術された方の、症例写真です。 1回でもある程度カモフラージュ効果を実感される方もいらっしゃいますが、2回以上の施術をお勧めしております。 完全に傷が消えたわけではないですが、傷あと特有のツヤと色味が改善して目立たなくなりました。

注意点

★完全に治りきっていない/赤み/色素沈着がある傷あとに対しては施術ができません。   目安は半年以上経過した傷あとが適応となる場合が多いです。 ただし個人差があるため、医師の診察のもと施術可能かを判断します。

★アフターケアを十分に行う   施術直後は赤みが出たり、お薬を塗ってガーゼで1週間保護します。 さらに1ヶ月は紫外線対策が必須です。 むしろ傷あとが目立ってしまう場合もあるため、アフターケアが十分にできる時期に施術されるのがおすすめです。

当院は傷のプロフェッショナルである形成外科専門医が在籍しており、万全なサポート体制で施術を受けていただくことができます。 ドライニードル以外にも、適した方法があればそちらをご提案させていただくこともあります。 傷あとにお悩みの方へ… お悩みやライフスタイル、傷の状態も人それぞれ。 しっかりお話しして最適な方法を見つけていきましょう。 いきなり全ての傷あとに施術するのが不安だな…という方に向けて、傷あとの一部だけを施術し、経過を確認するというプランのご用意もあります。 まずはご相談だけでもお気軽にお待ちしております。

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