私たちスタッフも防がんMAPの存在を知りませんでした。 アピアランスケアアートメイクでご来院いただいた轟千代佳様に教えていただき、当院でも防がんMAPを置くことに決めました。 轟様はご自身のがん罹患経験から、がん患者会でのピアポート、現在では墨田区がん教育推進会議委員として活動されています。 また、防がんMAP作成にも携わっていらっしゃいます。 今回は防がんMAPのご紹介と、轟様から頂いた学びを皆様にシェアさせていただきます。

防がんMAPってなに？

いきなりですが、防がんMAPを聞いたことはありますか？ ここでいう【防がん】とは、がんにならないように予防することではありません。 がんと言われた時に必要な情報をあらかじめ知っておくこと。 がんと告知され動揺している中で、適切ながん情報に辿り着くのが難しい場合があります。 そんな時に知りたい情報に辿り着くことができるような【道しるべ】が防がんMAPです。 出典CancerX ～防がんMAP発表会～　https://cancerx.jp/summit/wcw2022

知っておきたい！防がんのこと

当院では美容医療も幅広く提供しています。 普段がんと関わりがない方にこそ、防がんMAPを見ていただけたらなと思っています。 現代では2人に１人ががんにかかるといわれています。
 自分自身や周りの大切な人が、がんと言われたとき…。 実際にがんに罹患された方の多くがそのとき困ったこと、知りたかったことを、タイムリーに知るのではなく、治療が落ち着いた時に知ることが多い。 事前に知っていたら、気持ちの余裕も持てたかも…とおっしゃる方も多いです。 
事前にがんといわれた時に必要なサポートを知っておくことで、自分自身や大切な誰かを支える力になります。 『その時に知りたかったな…』から『知っていてよかった』が増えるように。 ご来院の方はぜひ防がんMAPもご覧くださいね♪

轟様に教えて頂いたこと

今回轟さまのアートメイク施術も担当させていただきました。 施術中のお話の中で教えていただいたこととして… 『がん患者様と、患者様を支える人の抱えている問題は第三者からは見えにくい。』 がんに罹患されたことがきっかけで、社会生活で困ること、家族関係、自分自身の見た目の変化…など、主治医の先生にも言いにくい悩みを抱えている方がたくさんいらっしゃると教えていただきました。 特に自分の親ががんに罹患した子供達（未成年）へのサポートの重要性についてのお話がとても印象に残っています。 実際にがんに罹患されたことがあるからこそ、わかるサポートの方向性と多様性。 今回教えていただくまで、気づくことができなかった視点でした。 改めて、まずは知ることの重要性を感じました。 私も自分ができることとして… 抗がん剤治療中の副作用に対するケアとしてのアートメイクを、心を込めて取り組んでいこうと思います。 そして自分の中にある知識や経験が誰かの役に立つように、情報発信も継続していこうと思いました。

当院では抗がん剤の治療をされている方に向けて、アピアランスケアとしてのアートメイクや美容医療を通して、応援できるよう取り組んでいます。　 また今後もSNSやイベントを通して、必要とされている方へ情報が届くような取り組みをしていきます。 当院にお越しの方は是非、防がんMAPも手に取ってみてくださいね😊