【眉毛タイプ別】抗がん剤治療前のアートメイク
抗がん剤治療前にアートメイクを入れることで、副作用である『脱毛』が目立たなくなります。 こういった病気による見た目の変化に対するケアを、アピアランスケアといいます。 以前のコラムで ✔︎抗がん剤治療前のアートメイクのメリットやデメリット ✔︎抗がん剤治療前にアートメイクを入れて、脱毛が始まった時のアートメイクの見え方 についてご紹介しました。 もともと生えている眉毛の太さ、硬さ、量、生え方、眉毛の好みも人それぞれ違います。 明るめの眉毛がいいのか、暗めの眉毛がいいのか、 できるだけ自眉毛風に見せたいのか、 それともメイク感も出したいのか… 抗がん剤治療前のアートメイクをご検討されている方へ、 アートメイクのイメージがしやすいように、今回は元々の眉毛の生え方別に症例写真をご紹介します。
①毛質固め×毛量多めの方
眉毛よりも細くデザインしています。 もとの眉毛が角度強めのアーチ→緩やかなアーチにデザイン。 眉頭と眉下を足したデザインに。 直後のため濃いですが、定着するとアートメイクが入っているのかわからないくらい馴染みます。
毛質固め×毛量少なめの方
角度がついている眉毛から、丸みのある柔らかいデザインに。 自眉毛をいかしたデザインです。 眉毛の中央から眉尻にかけて眉毛が少ないため、アートメイクで足しています。
毛質柔らかめ×毛量普通の方
ほぼもとの眉毛と同じ形でデザイン。 眉尻が下がりやすいため、アートメイクは自眉毛の範囲内で少し短めにしています。 直後は濃いですが定着すると、脱毛開始まではアートメイクが入っているかわからないほど馴染みます。
毛質柔らかめ×ややまだらの方
もとの眉毛の形を活かしながら、主張しすぎないナチュラルな眉毛。 特に眉毛がまだらな方は、毛並みアートメイクと自眉毛が馴染みづらい場合が多いです。 毛並みアートメイクだけでなく、パウダーアートメイクを入れて馴染ませました。
毛質柔らかめ×毛量少なめの方
柔らかい眉毛の毛質に合わせて、アートメイクで入れる色を少し明るめの茶色にして馴染ませています。 メイク次第ではもう少し長めの眉毛の方がバランスがいい場合もありますが、すっぴんにも馴染み、流行にも左右されないやや控えめの形でデザインしています。 少しメイクを足すだけで、色々な雰囲気を楽しめるベース眉です。
アートメイクで大切にしたい考え方
抗がん剤治療前のアートメイク。 眉毛が抜けても脱毛が目立たなかったり、メイクのガイドラインとして活用できるというメリットがあります。 『自眉毛の形をそっくりそのままアートメイクで入れたい』 『メイクしなくて良いように長く太めで入れたい』 再び眉毛が生えてきた時のことも考慮して、眉毛のデザインを決めていくことが大切です。 それはアートメイクは簡単には消えないからです。 長くアートメイクと付き合っていけるように【流行、好み、年齢による眉毛の形の変化】に対応できる形を、当院は大切に考えています。 すっぴんの時に馴染む、ベースとしての眉毛。 メイクで少し足して、TPOや気分に合わせて色々な眉毛を楽しめるような、やや控えめな形で入れるのが後悔しないポイント。 アートメイク施術の際は実際にお顔にデザインしながら、慎重に決めていきます。 なんでもお気軽にお話しくださいね^^