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アートメイクをしているとMRI検査はダメなの?

アートメイクをした後、MRI検査は撮れないって言われたけれどホント? この記事ではアートメイクとMRI検査に関わる疑問にお答えします。

MRI検査の際に注意するべき人

病院でMRI検査を受ける際、注意事項として以下の項目が多く聞かれます。 ・体内埋め込み型の医療機器を使用している方(ペースメーカーやICDなど) ・人工内耳を使用している方 ・脳動脈クリップなど、体内クリップを用いた手術を受けた方 ・体内に金属がある方 ・刺青やアートメイクをされている方 ・閉所恐怖症の方

MRI検査時のリスク

このようにMRI検査でアートメイクは注意すべきとされています。 一体どの様なリスクがあるのでしょうか。 アートメイクをやっている方がMRI検査を受けると、可能性は非常に低いですが、 アートメイク部分に発熱を来たし、ひどい場合には火傷を起こす可能性があります。 しかしその頻度は非常に低く、これまで医学論文として報告された例は数えるほどです。 いずれの報告も赤みを認めるなど軽度なもので、時間とともに自然に落ち着いています。 そのため、アートメイクをしているからといって検査を取りやめる必要はありませんが、 万が一に備えて検査の前に必ず医師に報告しましょう。

MRI検査でなぜやけどするの?

ではそもそもなぜMRI検査を行うとアートメイクの部位に熱を生じるのでしょうか。 MRI検査は非常に強い磁場の中でRFパルスという電磁波を当てることで 体内から生じる微弱な信号から画像を構築する検査です。 この強い磁場とRFパルスが人体に作用する可能性があります。 アートメイクに用いられる色素の多くに酸化鉄などの金属成分が含まれます。 しかしアートメイクによって皮膚に入る金属成分はごく微量のため MRI装置の非常に強い磁場によって問題になることは、ほとんどありません。 熱を生じる原因はRFパルスにあります。 RFパルスを当てると、電磁誘導によって誘導電流という微弱な電流が生じます。 そこに回路となる構造が存在すると熱を生じやすくなります。 この回路というのはアートメイクがなくても起こる可能性があり、 例えば、MRI検査の際に頭の上で手を組む、 あるいは手を腰に当てるといった姿勢をとると回路が形成されます。 実際にこのような姿勢が原因で火傷を起こしたとの報告があり、注意が必要です。

医学論文での報告

さて、実際のアートメイクでは、アイラインにアートメイクを受けた方で、 MRI検査時に発熱を来したと数例、医学論文で報告されています。 その大部分がMRI検査室に入った際、痛みや違和感を感じ検査を中止していますが そのような症状の可能性は非常に稀であると言えます。 万が一、MRI検査の際に異常や何らかの症状が出た場合は、 MRI装置内に設置されているマイクや緊急用のブザーで検査担当者に伝えることで、 一旦検査を中断し、火傷のリスクを軽減することができます。

まとめ

アートメイクを受けたからといって、必ずしもMRI検査が受けられない訳ではありません。 火傷のリスクは非常に低いですが、可能性がまったく無いとは言い切れないため、 万が一のことを考え、MRI検査を受ける医療機関が適切な対応をするため、 アートメイクを受けている方は検査前に医師に申告することが大切です。 お気軽にご相談下さい。

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